スマートフォンが普及したのは大体7,8年位前からでしょうか。
今ではほとんどの方が所有していて、いたるところで利用しています。
確かに便利な要素が沢山あります。
すぐにインターネットで興味のあるものを調べることができます。
自分に合わせたアプリを入れておけば、すぐにアプリを利用する事ができます。
一方でそれ以上に失っているものがあるような気がしてなりません。
そんなスマートフォンに対するデメリットについてまとめてみたいと思います。
- スマートフォンのデメリットについての考察
そんなに後ろ向きな話ではないのですが。
目次
能力の低下
大きく2点あると思っているのですが、まずはその1つの能力の低下についてです。
記憶力の低下
ものを覚えるという能力がかなり低下してしまっているように感じます。
これは私の老化が原因とすれば、スマートフォン様、すみません。
しかし、どうもそれだけが原因とは思えないのです。
若い方々と話をする機会が多いのですが、異常なほど記憶力が低いように感じます。
話題への興味というものが記憶に作用すると思っていますので、興味のない話題だったから覚えていないだけという可能性もあります。
しかし、どうもそういうわけではないんですよね。
何度も何度も繰り返し話してきている内容を、今初めて聞いた風な顔をして聞いているのです。
やはり調べればすぐにわかるということが、記憶しようとする意思を弱めているのでしょうか?
将来にかなり不安を感じています。
もちろん、自分もですが、若い人たちが心配です。
集中力の低下
すぐにスマートフォンを気にしてしまう、という意味もありますが、それだけではありません。
そもそもスマートフォンに頼ってしまっているせいで、能力が低下していると感じています。
スマートフォンから離れた状態においても、何事にも集中できていない状態になってしまっているように感じます。
先に「記憶力の低下」を上げましたが、今話している内容でさえ怪しいのです。
「え?聞いてた?」と思わざるを得ない反応が返ってくることがあります。
デジタル認知症
あまりメジャーになっていないように感じますが「デジタル認知症」という言葉があります。
簡単に言えばスマートフォンの使い過ぎ・頼りすぎにより、記憶力や集中力の低下です。
まさに私の感じている事を裏付ける言葉です。
既に警鐘が鳴らされています。
強く依存してしまった場合、認知症を引き起こす可能性もあるようです。
あらゆる能力に影響する?
記憶力や集中力と言った、スマートフォンに直接関係のありそうな能力はもちろん下がります。
そればかりでなく、あらゆる能力に影響すると感じています。
スマートフォンが近くにある状態で試験を行うと、成績が低下すると言われています。
ただ、これは集中力があらゆる能力に影響しているためかもしれません。
自分の低下した能力をスマートフォンが補ってくれるうちはわかりにくいものです。
しかし、スマートフォンが無くなってしまったと考えると恐ろしいですね。
- 記憶力と集中力に影響を及ぼすデジタル認知症と呼ばれる症状があります。
ながら作業
スマートフォン片手に別の事をできるのもスマートフォンのメリットであり、デメリットです。
- 電話しながら車を運転(私の感覚では殺人未遂の現行犯です)
- スマートフォンを見ながら歩く
- 音楽を聴きながら勉強する(スマホに限った話じゃないですが)
最後のはまあ自分に悪影響を与えるだけなので、自業自得なのでまだ良いです。
スマートフォンを利用しながら移動する「ながら移動」は本当に危険です。
私は歩く時も車に乗るときも使いません。
だから他人の様子をうかがえるのですが、かなり多いですよ。
5人に1人くらいはながら移動しています。
歩きスマホはまだルールが無いからなんとも難しい所があります。
車の運転はさっさと捕まえまくっていただきたいのですが。
昨今、煽り運転や前方からの急ブレーキ等の危険運転がかなり問題視されています。
これと同じように、ながら移動に対しても大いに問題視頂いて、ながら移動できない世の中になって欲しいですね。
ただ、これは、スマートフォン自体に問題はないんですよね。
完全に使う人の問題です。
- ながら移動は止めてください!
コミュニケーション
大きく2点あると思っているうちの残り1つです。
2つの意味でコミュニケーションの問題があると思っています。
気軽に連絡できてしまう
気軽に繋がれる世の中です。
連絡先を交換してしまえば、どんな時でも連絡が届くようになります。
もちろん便利になった部分もあります。
一方で自由な時間が減ってしまったとも言えます。
電話って割と強引な連絡手段ですよね。
着信があれば、やっている作業を止めて電話の方に注意を向けるわけです。
他のタスクの順番を割り込んで電話というタスクを行う事になります。
折り返すという事もできますけど、基本的にはその場で話をすることが優先されます。
昔は家に帰ればもっと自由を感じる事が出来ました。
不便だったからこその自由だったのでしょうか?
仕事でトラブル等があった場合、今では気軽に電話を掛けられてしまいます。
例え深夜2時に熟睡していても、気軽に電話してくるのです。
「まあ失敗しても電話して助けてもらえばいいか」
という気持ちで本当に電話を掛けてくるから困ってしまいます。
画面とばかり向き合っている
東京の電車の風景は異様です。
別に東京でなくても変わりないのですが、東京ではいつでもほぼ座席は埋まります。
埋まっている座席の人々は皆一様にスマホを見ているのです。
いや、一部の例外の方はもちろんいるのですが。
どんなに夕焼けがきれいでも、虹が出ていても、だれも気が付きません。
まあ、それは異様であっても、一人で移動している無駄な時間を有効活用しているわけで、別にいいのです。
しかし、ファミレスの中、やはり同じようにスマホを見ているグループがあります。
同じ場所にいて時間を共有せず、誰と時間を共有しているのでしょうか・・・。
私は頻繁に誰かに連絡を取ったりしません。
でも誰かと一緒にいるときは、目の前にいる人と向き合いたいと思っています。
- 電話は割と強引な手段だと思います!
- 画面の外に世界は広がっています!
子供のスマートフォン問題
ここまでに取り上げた話は、子供にとっても大きな悪影響になります。
勉強がすべてではないのですが、成績にはかなり影響します。
それだけで記憶力も集中力も無くなるのですから、勉強がどんどん無駄になっていきます。
本当に可哀そうな時代です。
それ以外の点でも気になる事があります。
皆持っている
皆持っています。
持っていなければ仲間外れになってしまいます。
何故こんな時代になってしまったのでしょうか‥。
随分と高いおもちゃですが、その影響で能力まで衰えさせています。
中学生にスマートフォンが必要あったのでしょうか?
親の立場が無い
子供がスマートフォンをいつまでも使い続けてしまったりします。
そんなとき、いつまで使っているんだと、勉強しなさいと言えるでしょうか?
これだけ普及して皆さま依存されている世の中です。
「親は好きなだけ使って、なんで子供はダメなの?!」
と言われれば、多くの方が(正論で)反論できないのではないでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
結局便利であることには変わりなく、使い方だと思うんですよね。
最も注意すべき点は依存しすぎない事だと思います。
本当に使いたいときに使えるように、余り必要でないときは使わない方が良いと思います。
- 依存しないようにしましょう!
ここまでお読みくださりありがとうございました!